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設立趣旨

社会の現状

社会の都市化、人間関係の希薄化により子育ても孤立化が進み、見よう見まねで始まる子育ての伝承が途絶えつつある中、母親に任される子育ての負担感はますます大きくなっています。私たちの国では自分の子どもだけでなく他人の子どもにも愛情を注ぎ、まわりの大人たちが豊かに、そして適度にかかわって子どもを育んできた時代がありました。そしてそのかかわりは子どもの育ちのどの時期にも継続して存在していました。

子育てを家庭の中に閉じ込めてしまうことにより、子どもの本来の育ちを親が知り学ぶ機会が失われ、その不安感から「良育」の名のもと先回りして育てようとする風潮が高まっていることや、社会全体で子育てを担っていくための子どもの理解や関わりのスキル、そして心持ちにも課題が見られるようになってきました。子どもの主体的な育ちにその影響は大きく、また、一人の子どもが社会的な自立までにかかわる多様な人や環境の継続にもさまざまな課題が懸念される現状です。

設立の趣旨

私たちはこれまでに、地域で親子の居場所作りとしての広場運営など子育て支援を行う「地域で子育て応援の会おそらのしたで♪」と、発達障害など発達について課題を持つお子さんの発達支援を行う「大きな森と小さなどんぐりたち」という2つの任意団体でそれぞれ活動を続けてきました。

その中で、子育て支援の場でも発達の視点をもった理解が必要であり、発達支援の場でも子育て支援の視点を持った対応が必要であると感じ、互いに融合する活動も行ってきました。社会の現状を考えた時、この2つ視点を持って「子どもの育ち」を理解し保障する社会を目指すことは重要であると考えます。

子どもを理解しその育ちを保障するためには子育てを家庭の中に閉じ込めることなく、そして子どもにかかわるそれぞれの人が孤立することなく、共に学び考え行動を起こすことが必要です。また、子どもの育ちへのかかわりが時期や場によって途切れることなく縦断的、継続的に行われることも大切です。

親と共に親以外の多様な人々の手と心をもって 子どもの生活と体験を豊かにし「子どもの育ち」が保障される地域を目指し、また、行政との協働や個人情報の保護、地域への信頼の観点からも法人資格を取得し、発達支援と子育て支援の2つの視点を持って、おなかの中の赤ちゃんから青年期までの「子育ち」を応援する団体として、2018年12月に「特定非営利活動法人子どもパートナーズHUGっこ」を発足しました。

私たち大人は豊かな遊びの中で育ちました

支援者の集まりで「子どものころ、どんな遊びをしていましたか?」と問いかけると、それはそれはたくさんの遊びを目を輝かせて話されます。何もなくても遊ぶことに困らなかったこと、友達と暗くなるまで夢中で遊んだこと、大人の目を盗んであれこれやったことなどなど、どれだけワクワクドキドキしたか、その中でどんなに自分らしく育ってきたか、語りつくせないほどです。大人の目がなくても、おもちゃがなくても、子ども同士工夫しながら時間を忘れて遊び尽くす、時間と空間と仲間がありました。

子どもが子どもらしく豊かに育ってきたこのワクワクドキドキと同じように、今の子どもたちが大人になった時にも語ることができるような「人の思いと環境」を渡すことができているでしょうか。

今できること、今しなくてはならないことを大人として考え実行し、子どもたちに手渡す
ことは私たち大人の大切な役目です。

どのような活動をしているの?
古賀市受託事業
ミニつどいの広場
参加促進事業(講座など)
スタッフ研修
福津市受託事業
学童保育所障害児発達支援事業
自主事業
おそらのしたで♪
ぽかぽかHUG
おんぶと抱っこ講座
千鳥苑たまり場
HUGっこで活動するメンバー

・臨床心理士、公認心理士、作業療法士、言語聴覚士、保育士などの専門職
・地域の市民活動(地域文庫、子ども広場、地域子育てサロン他)の運営者
・子育て中の母親

多様な人々がそれぞれの活動や生活で今、感じる、子どもの育ちへの課題を少しでも解決したいと集まりました。

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